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平成19年 看護師 平均年収:455.6万円

  • 平均年収:455.6万円
  • 平均月収:31.3万円
  • 平均時給:1841.2円
  • 年間賞与等:80.0万円
  • 平均年齢:35.6歳
  • 平均勤続年数:6.5年
  • 復元労働者数:399,140人
  • 総労働時間:170時間/月

看護師 概要

看護師になるには看護系の学校や養成所で学んだ後、厚生労働大臣が行う国家試験に合格して免許を取得することでなれます。

看護系の学校や養成所では専門分野についての教育が積極的に行われるため、資格試験の合格率は高い(例年90%を超える)傾向にあります。

平成19年 看護師 年収調査結果

平成19年の看護師の平均月収は31.3万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は455.6万円でした。

過去の年収推移を見ますと、安定した推移を見せていますが、若干の減少傾向にあります。平成13年と平成19年を比較すると年収ベースで24万円、月収2万円ほどの減少となっています。

 

女性の中では収入の高い職業。しかし、精神的、身体的なタフさが必要。

看護師は女性色のイメージが強い職業です。実際に、看護師のうち約96%が女性になります。女性の平均的な年収は271万円ですので、看護師の給料はかなり高い水準にあるといえます。

しかし、高いには理由があります。一番の理由は、仕事のきつさです。一日中立ちっぱなしのルーティン・ワークに 加え、夜勤・深夜勤による不規則な生活リズム、患者からの個別的な苦情対応や精神的フォロー、さらにはこうした合間に医療に対する新しい知識や技術の習得 を要求されます。

やはり看護師は精神的、身体的にタフな人でなければ続かない職業でしょう。それなりの収入がなければ割に合いません。

 

需要の増加と深刻な看護師不足

看護師の需要は今後も増えるでしょう。最新の動向としては、高齢化の進展により、病院以外の介護施設などでの需要も高まっています。さらに、04年の労働者派遣法の改正やネットの普及が「派遣看護師」という働き方を増やしています。

しかし、一方で看護師不足への問題も懸念されます。看護師の少ない病院では、夜勤などわずかな看護師が多くの患者を診る構図となっており、従来よりも看護師一人当たりの負担が増えています。

さらに、近年では医療事故で訴訟といったケースが増えているため、わずかなミスも絶対に許されません。そうした意味での精神的負担も大きいものです。

今後、本格的な高齢化社会を迎えるにあたって、看護師含め医療従事者の労働条件の見直しが急務と言えます。


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