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平成19年 記者 平均年収:894.6万円

  • 平均年収:894.6万円
  • 平均月収:56.6万円
  • 平均時給:2931.6円
  • 年間賞与等:215.6万円
  • 平均年齢:37.8歳
  • 平均勤続年数:13.3年
  • 復元労働者数:19,120人
  • 総労働時間:193時間/月

平成19年 記者 年収結果

平成19年の記者の平均月収は56.6万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は894.6万円でした。

過去の年収推移を見ますと平成18年まで増減を繰り返していましたが、平成19年には上昇しています。時給ベースでも年収とほぼ同様の推移を見せています。

記者の活躍の場とその収入目安

記者の給料は働く環境によって大きく異なります。

記者としての主な活躍の場は、放送局、新聞社、出版社、フリーと分けられます。各メディアとも大手と中小の差は大きく、その待遇も変わってきます。

最も稼げるのは大手放送記者で、30代後半で年収1,500万円超え、大手新聞社・出版社でも30代前半で800~1,000万台が相場と言われています。

中小のメディアでは大手の4~7割、350~600万円くらいが相場となり、近年では特に大手との収入差が目立ちます。

フリーライターの場合、さらに条件が悪く、原稿料1枚の相場が1,000~5,000円で、年収300~500万円当たりがボリュームゾーンとなります。

給料のみを比べると、大手放送局や新聞・出版社の方が待遇が良いと言えます。

 

企業内での昇進モデルと収入の目安

企業内での昇進モデルとしては、大きく分けて「管理職コース」と「記者コース」の二つに分かれます。

管理職コースでは40歳過ぎでデスクとなり、50歳過ぎで部長に、その後編集局次長、編集局長、役員と昇進していきます。部長以上の役職は皆がなれるわけでなく、実力次第となります。

記者コースの場合は、記者として経験を積み、30後半から40歳代でデスク、50歳くらいで編集委員、論説委員と昇進します。こちらもデスク以上の役職は皆がなれるわけでなく、実績次第となります。

給料の目安としては、新人記者で600~700万円、部長クラスで1,500万円ほどとされています。

 

記者の仕事は多忙。しかし、充実感はある

一見、記者の仕事は高収入で魅力的に見えますが、労働環境は過酷です。

新聞記者の場合、一日の流れは、朝9時に取材先に行き、その後何件もの取材に出向き、午後5時。午後7時の朝刊締切までに原稿を仕上げ、午後7時半に一旦夕食。ふたたび会社に戻り、記事見本が出るのは午後9時から午前2時。

帰宅は深夜を過ぎ、ふたたび翌朝9時の取材…こうした日々を繰り返します。

しかし、こうした過酷な日々を送りながらも、充実感のある記者は多いようです。

やはり、自分が書いた記事が新聞や雑誌に載り、形として残る。そして、それを多くの読者が読んでくれる。読者から記事の感想をいただく。そういった記者ならではのやりがいに魅力を感じるのでしょう。

今後、インターネットの普及で記者年収の減少が予想されます。しかし、こうした形の残る仕事というのは少なく、記者ならではのやりがいは健在でしょう。今後も、人気の高い職業であることは間違いありません。


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