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平成19年 技術士 平均年収:594.4万円

  • 平均年収:594.4万円
  • 平均月収:39.9万円
  • 平均時給:2134.2円
  • 年間賞与等:115.5万円
  • 平均年齢:41.0歳
  • 平均勤続年数:11.6年
  • 復元労働者数:27,340人
  • 総労働時間:187時間/月

技術士 概要

技術士とは、科学技術に関する高度で専門的な応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価、または、これらに関する相談、製品の品質や製造工程の効率化、プロジェクトの策定や管理などを行う専門家のことです。

技術士法に基づく技術士の資格を有し、文部科学大臣の登録を受けたものを言います。技術士は筆記試験で第1次と第2次に分かれており、機械、船舶・海洋、航空・宇宙など21の技術部門からなります。

平成19年 技術士 年収結果

平成19年の技術士の平均月収は39.9万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は594.4万円でした。

過去3年間の技術士の年収推移をみますと、平成17年から18年に減少したものの、19年には再上昇しています。時給ベースでも同様のことが言え、単位時間当たりの労働報酬も19年には上昇しています。

上記男女別割合を見ますと、男性が97%と多く、男性の収入を強く反映した結果となっています。また、企業規模別で見ますと、規模の大きい企業に勤務する技術士の方が年収が多い傾向にあります。


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平成19年 記者 平均年収:894.6万円

  • 平均年収:894.6万円
  • 平均月収:56.6万円
  • 平均時給:2931.6円
  • 年間賞与等:215.6万円
  • 平均年齢:37.8歳
  • 平均勤続年数:13.3年
  • 復元労働者数:19,120人
  • 総労働時間:193時間/月

平成19年 記者 年収結果

平成19年の記者の平均月収は56.6万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は894.6万円でした。

過去の年収推移を見ますと平成18年まで増減を繰り返していましたが、平成19年には上昇しています。時給ベースでも年収とほぼ同様の推移を見せています。

記者の活躍の場とその収入目安

記者の給料は働く環境によって大きく異なります。

記者としての主な活躍の場は、放送局、新聞社、出版社、フリーと分けられます。各メディアとも大手と中小の差は大きく、その待遇も変わってきます。

最も稼げるのは大手放送記者で、30代後半で年収1,500万円超え、大手新聞社・出版社でも30代前半で800~1,000万台が相場と言われています。

中小のメディアでは大手の4~7割、350~600万円くらいが相場となり、近年では特に大手との収入差が目立ちます。

フリーライターの場合、さらに条件が悪く、原稿料1枚の相場が1,000~5,000円で、年収300~500万円当たりがボリュームゾーンとなります。

給料のみを比べると、大手放送局や新聞・出版社の方が待遇が良いと言えます。

 

企業内での昇進モデルと収入の目安

企業内での昇進モデルとしては、大きく分けて「管理職コース」と「記者コース」の二つに分かれます。

管理職コースでは40歳過ぎでデスクとなり、50歳過ぎで部長に、その後編集局次長、編集局長、役員と昇進していきます。部長以上の役職は皆がなれるわけでなく、実力次第となります。

記者コースの場合は、記者として経験を積み、30後半から40歳代でデスク、50歳くらいで編集委員、論説委員と昇進します。こちらもデスク以上の役職は皆がなれるわけでなく、実績次第となります。

給料の目安としては、新人記者で600~700万円、部長クラスで1,500万円ほどとされています。

 

記者の仕事は多忙。しかし、充実感はある

一見、記者の仕事は高収入で魅力的に見えますが、労働環境は過酷です。

新聞記者の場合、一日の流れは、朝9時に取材先に行き、その後何件もの取材に出向き、午後5時。午後7時の朝刊締切までに原稿を仕上げ、午後7時半に一旦夕食。ふたたび会社に戻り、記事見本が出るのは午後9時から午前2時。

帰宅は深夜を過ぎ、ふたたび翌朝9時の取材…こうした日々を繰り返します。

しかし、こうした過酷な日々を送りながらも、充実感のある記者は多いようです。

やはり、自分が書いた記事が新聞や雑誌に載り、形として残る。そして、それを多くの読者が読んでくれる。読者から記事の感想をいただく。そういった記者ならではのやりがいに魅力を感じるのでしょう。

今後、インターネットの普及で記者年収の減少が予想されます。しかし、こうした形の残る仕事というのは少なく、記者ならではのやりがいは健在でしょう。今後も、人気の高い職業であることは間違いありません。


平成19年 看護師 平均年収:455.6万円

  • 平均年収:455.6万円
  • 平均月収:31.3万円
  • 平均時給:1841.2円
  • 年間賞与等:80.0万円
  • 平均年齢:35.6歳
  • 平均勤続年数:6.5年
  • 復元労働者数:399,140人
  • 総労働時間:170時間/月

看護師 概要

看護師になるには看護系の学校や養成所で学んだ後、厚生労働大臣が行う国家試験に合格して免許を取得することでなれます。

看護系の学校や養成所では専門分野についての教育が積極的に行われるため、資格試験の合格率は高い(例年90%を超える)傾向にあります。

平成19年 看護師 年収調査結果

平成19年の看護師の平均月収は31.3万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は455.6万円でした。

過去の年収推移を見ますと、安定した推移を見せていますが、若干の減少傾向にあります。平成13年と平成19年を比較すると年収ベースで24万円、月収2万円ほどの減少となっています。

 

女性の中では収入の高い職業。しかし、精神的、身体的なタフさが必要。

看護師は女性色のイメージが強い職業です。実際に、看護師のうち約96%が女性になります。女性の平均的な年収は271万円ですので、看護師の給料はかなり高い水準にあるといえます。

しかし、高いには理由があります。一番の理由は、仕事のきつさです。一日中立ちっぱなしのルーティン・ワークに 加え、夜勤・深夜勤による不規則な生活リズム、患者からの個別的な苦情対応や精神的フォロー、さらにはこうした合間に医療に対する新しい知識や技術の習得 を要求されます。

やはり看護師は精神的、身体的にタフな人でなければ続かない職業でしょう。それなりの収入がなければ割に合いません。

 

需要の増加と深刻な看護師不足

看護師の需要は今後も増えるでしょう。最新の動向としては、高齢化の進展により、病院以外の介護施設などでの需要も高まっています。さらに、04年の労働者派遣法の改正やネットの普及が「派遣看護師」という働き方を増やしています。

しかし、一方で看護師不足への問題も懸念されます。看護師の少ない病院では、夜勤などわずかな看護師が多くの患者を診る構図となっており、従来よりも看護師一人当たりの負担が増えています。

さらに、近年では医療事故で訴訟といったケースが増えているため、わずかなミスも絶対に許されません。そうした意味での精神的負担も大きいものです。

今後、本格的な高齢化社会を迎えるにあたって、看護師含め医療従事者の労働条件の見直しが急務と言えます。


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