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平成19年 大学講師 平均年収:766.7万円
- 平均年収:766.7万円
- 平均月収:47.5万円
- 平均時給:2947.8円
- 年間賞与等:197.2万円
- 平均年齢:42.5歳
- 平均勤続年数:8.7年
- 復元労働者数:17,210人
- 総労働時間:161時間/月
平成19年 大学講師 年収結果
平成19年の大学講師の平均月収は47.5万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は766.7万円でした。
大学講師の平均年収と教授までの収入
大学講師の場合、目指す目標は当然、助教授、教授の地位でしょう。以下にオーバードクター時代から教授までの平均的な給料をまとめました。
- オーバードクター時代 0~400万
- 助手 400万~
- 常勤講師 500万~
- 助教授 600万~
- 教授 900万~
講師になるまでが険しい道のり。
さて、大学講師の給料は比較的恵まれているようですが、問題はそこに至るまでの道のりです。
講師になるには、オーバードクター、助手、講師と段階を踏まなければなりません。
一般的に理系大学の講師になるには、教授の研究費から給料が支払われることが多いのでマシなのですが、問題は文系です。
文系の大学就職は募集が少なく、競争も難関になります。就職ができずに大学に在籍し続けるオーバードクター時代は、収入はゼロ。ほぼ失業者状態です。
まれに非常勤講師の仕事をもらえることもありますが、給料は1コマ3万円前後という安さ。大学外でのバイトで食いつなぎながら、職探しの日々が続きます。
こうして、35~40歳で就職できれば良いとされている世界です。
少子化の影響を最も受けるのは講師から
近年では、少子化の影響により大学経営が厳しくなっています。
現に、一部の私立大学では入学者が定員割れを起こすところも出ており、死活問題にまで発展しています。
生徒数が減少すれば、大学側も人件費を削るなどなんらかの対策を講じなければなりません。現に、教授、助教授、講師の給料はここ数年減少しています。
しかし、大学側としても、長年仕えてきた教授の給料を減らすことはなかなかできませんので、下っ端の講師から給料を減らしていきます。つまり、生徒数減少の影響を最も多く受けるのは講師などの平職員なのです。
そうした意味でも、助教授、教授への地位上昇は、給料に大きく影響します。少子化が進む今後、大学内での出世争いが激しくなることでしょう。
平成19年 大学助教授 平均年収:878.2万円
- 平均年収:878.2万円
- 平均月収:53.0万円
- 平均時給:3274.1円
- 年間賞与等:241.7万円
- 平均年齢:45.9歳
- 平均勤続年数:10.6年
- 復元労働者数:34,310人
- 総労働時間:162時間/月
平成19年 大学助教授 年収結果
平成19年の大学助教授の平均月収は53.0万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は878.2万円でした。
高待遇の助教授だが、問題は職探し。
大学助教授になるまでは険しい道のりです。
まず、大学助教授になるには、大学院の博士課程を終了後、オーバードクター、助手、常任講師を経て助教授になります。
一般的に理系の助教授になるには、教授の研究費から給与が支払われることが多いのでマシなのですが、問題は文系です。
文系の大学就職は募集が少なく、競争も難関になります。就職ができずに大学に在籍し続けるオーバードクター時代は、収入はゼロ。ほぼ失業者状態です。
まれに非常勤講師の仕事をもらえることもありますが、給料は1コマ3万円前後という安さ。大学外でのバイトで食いつなぎながら、職探しの日々が続きます。
こうして、35~40歳で就職できれば良いとされている世界です。
自由な時間が作れる大学助教授
晴れて講師になれれば、研究室が与えられ、自由な時間ができます。平均的には講義が週4コマ、委員会、会議が2週間に1回ほどです。それ以外は、自宅にいようが、研究室にいようが自由です。
教授になれるか否かは、研究、授業にもよりますが、年功序列の要素がある世界です。その間に、論文を書いたり、研究をしたり、著書を出版したりとおとなしく自由に過ごします。
収入面、環境面で安定。
一度、大学助教授になれば生活は安定します。また、一般企業に比べ、リストラ、成果主義の導入はありませんので収入は安定しています。近年は減少傾向にありますが、それでも他の職業に比べ高水準にあると言えます。
平成19年 大学教授 平均年収:1122.2万円
- 平均年収:1122.2万円
- 平均月収:66.2万円
- 平均時給:4163.5円
- 年間賞与等:327.8万円
- 平均年齢:56.5歳
- 平均勤続年数:17.5年
- 復元労働者数:54,450人
- 総労働時間:159時間/月
平成19年 大学教授 年収結果
平成19年の大学教授の平均月収は66.2万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は1122.2万円でした。
大学教授の過去7年間の年収推移を見ますと減少傾向にあることが分かります。平成13年の1,206万円に比べ19年は1,122万円と年間で80万円ほど、月収で5万円ほど減少しています。
大学教授までの道のりと収入の目安
大学教授になるまでの道のりと平均的な収入をまとめました。
- オーバードクター時代 0~400万
- 助手 400万~
- 常勤講師 500万~
- 大学助教授 600万~
- 大学教授 900万~
大学教授になるには、大学院の博士課程を終え、助手、講師、助教授、教授とステップを踏む必要があります。
比較的良い環境にある大学教授。
大学教授を取り巻く環境は、比較的恵まれているようです。
一般に30代前半で講師になれれば個室が与えられ、講義、委員会、会議以外は自宅にいようが研究室にいようが自由です。
また、給与以外にも年間数十万円の研究費が貰え、研究に没頭することもできます。
大学経営の悪化で減少傾向だがまだまだ高水準。 著書出版で副収入。
大学教授の平均年収は1,122万円と他の職業と比べ、高い水準にありました。また、一般企業と異なり、リストラもなく収入も安定しています。しかし、少子化の影響による学校経営の悪化等で、近年の大学教授の年収は減少傾向にあります。
しかし、減少傾向にあるとはいえまだまだ高い水準であることは変わりありません。大儲けはできない職業ですが、高水準で安定している仕事と言えます。また、著書の出版やメディア露出により副収入を得ることも可能です。